春の特別展は「刺繍」特集です!4月20日土曜日より小菅屋本店にて開催いたします。
日本の刺繍の歴史は約千四百年前、飛鳥時代に遡るといわれます。中国からの仏教伝来とともに刺繍による仏像「繍仏」が作られたのが始まりと言われています。日本最古の刺繍として奈良中宮寺に収蔵されていた「天寿国繡帳」は国宝にも指定されています。
平安時代、公家の男性の束帯や女性の十二単などに用いられるようになり、安土、桃山時代には染めに刺繍を入れ装飾性を増し、江戸時代中期には町民文化の台頭とともにあらゆる染織技法に刺繍が加えられ、絢爛豪華なきものが次々に生み出され、広がっていきました。
現代のきものには京縫や加賀縫、江戸刺繍といった日本刺繍のほかに、汕頭(スワトウ)や蘇州(ソシュウ)、相良(サガラ)といった中国刺繍、またインドやフランス、イギリスといった世界各国の伝統的な刺繍をあしらったきものや帯もあり、一枚の布にグローバルに加工が施された製品もございます。
人の手で精緻な美を創造する手刺繍は、芸術的な職人技として称えられています。ひと針ひと針に思いを込め、着る人に最高の輝きと美を贈るきもの帯をぜひお楽しみください。
また4月展では併催で、恒例のジュエリーフェアも開催いたします。
今年のジュエリーフェアは「ジュエリークリニック」と題してお持ちのジュエリーの修理やメンテナンス、リフォームをさせていただきます。
またクリーニングや新品仕上げなども無料サービスです。
ぜひこの機会にお手持ちのジュエリーをお持ちください。
もうすぐ母の日です!!